植毛の歴史

植毛の歴史は、欧米諸国と日本ではかなり異なっています。
植毛方法が大きく異なったのは、外国人の髪の毛と日本人の髪の毛との大きな違いによります。
外国人の髪の毛は、ブロンド・ブルネット・レッドなどバラエティーに富んでいて、髪質も細くウェーブがかっています。


それに比べて日本人の髪の毛はまっ黒、直毛の人が多く外国人のものより太いという特徴があります。
植毛するにあたっては、日本人の髪の毛の方が地肌との色の差があることから地肌が目だちやすく、外国人より多い本数を植えつけなければいけません。
このことから、欧米諸国が行ってきた「パンチ式植毛」という方法は日本では普及せず、「人工毛植毛」による研究が進みました。


世界に先駆けて植毛技術を考案したのは、日本の奥田庄二という皮膚科医で、1939年に「パンチグラフト」という手法を発表しています。
ただし、パンチグラフトは無毛症の女性のために考えられたもので、男性の薄毛目的ではありませんでした。


1970年代以降、頭髪再生医療の分野で第一人者として知られているのは、アメリカのL・リー・ボズレー博士で、博士の開発した「マイクログラフト法」は、それまで実用に耐えなかった「グラフト(移植片)」のサイズを、毛髪を1~2本含んだ1mm大のサイズの小さなものへとすることに成功しています。
L・リー・ボズレー博士の技術は、その後医療技術が進化するとともに「ボズレー式植毛法」として、世界的に広く普及しています。

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